私が当社の代表取締役社長兼COOに就任して、1年が経ちました。この1年間、最重要施策と定め取り組んできたのはリブランディングです。リブランディングとは、これまで先代達が培ってきた素晴らしい商品や技術、想いを引き継ぎつつ、「玄品」の名の由来である「究極に美味しい商品」を追及し続け、「感じの良い玄品らしい接客」「心地よくお過ごしいただける店舗空間」の3つを磨き上げてさらにブランド価値を高め、お客様に満足していただき、また来ていただける店を作ることを意味しています。
前期は、主力商品であるとらふぐの商品バリエーションを増やし、「大とらふぐ」「天然とらふぐ」を新たにグランドメニューに追加いたしました。また、とらふぐ料理以外にも「寿司」や「かに」の取扱いを増やすとともに、上期にも沢山のお客様にご来店していただけるよう夏季メニューに注力して「鱧」を全店販売いたしました。サービス面では感じの良い接客を目指し研修に励み、インバウンドのお客様にも満足していただけるよう、語学研修を行いました。施設面では、「玄品 本町」に寿司カウンターを設置、「玄品 祇園」を今後のリブランディングのモデル店としてリニューアルオープンいたしました。
今期、5月18日に中国第1号店となる「玄品 淮海(ワイハイ)店」がオープンとなり、連日多くのお客様にご来店いただいております。今後、寿司取扱店の増加や新店舗の出店、関西の基幹店舗である「玄品 法善寺」の全面改装を計画しています。今期はさらに「玄品」ブランドを国内外へとアピールし、積極的な施策を行ってまいります。
リブランディングにとって最も重要なのは「人」です。リブランディングを完成させるのは私共一人一人です。人の成長が組織を成長させます。私の夢は、共に働く仲間と喜びも悲しも共感することです。仲間と共感し、お客様に共感し、お客様に喜んでいただけることを考えて行動する「お客様ファースト」の精神が息づく組織となるよう、今後も精進してまいります。
何卒、今後も温かいご支援のほど、宜しくお願いいたします。
株式会社 関門海
代表取締役社長兼COO 山口 久美子